Wonder-travelling.comに新しい特集をアップしました。今回はフォークアートマーケットです。旅先で、お祭りに使われる装飾や民族衣装の飾り、古くからある民芸品など、以前からそんなようなものが気になっていました。調べていくうちにおもしろくなり、まとめてご紹介しようと、特集することにしました。
フォークアートとは、民衆の生活の中から生まれたもので、どんどん技が上達していき、これも芸術だろう!と誰かが言い出したことからできた分野なのだとか。その定義はわりと曖昧なようなので難しいのですが、ここでは地域に古くから受け継がれてきた独自性のあるもので、誰でも作れるような簡単なもの(芸術とは言えないかもしれないけれども)から職人による作品まで、幅広く選んでご紹介していきたいと思います。
最初に見つけたのは、ポーランドの古い本から。クラクフという村の写真で、おじさんたちが手に持っているのは大きなお城の模型。
こんなすごいものまで!興味を惹かれ調べていくと、クラクフで19世紀から作られ続けているスーベニールだということが分かりました。キリストの誕生シーンをモチーフにひとりの男性が作って以来、クリスマスのギフトとして、さらには産業として盛り上げるために街がサポートするまでになったのだとか。ということは今でも作られてる…?と思っていると、なんと遠く離れたサンタフェの小さなお店でそれを見つけてしまいました。サンタフェにはいろいろな国の店があり、ポーランドのフォークアートショップがあったのですよ〜。
今のものは段ボール紙とキャンディのフォイルでできているのだそうです。なあんてかわいい〜!ところどころ柄が入っていたりして。それとこの色!ポーランドにはこういう色合もあるのですね。プチサイズですが、きちんと設計され、細かいところまで手を抜かず作られています。
このお店から辿っていき、沢山作ってくれるところを見つけました。いろいろなバリエーションがあるので、サイトをご覧になってみてください。手作りなので同じものはひとつとして無いんですよ。